撮影:ヤナガワゴーッ!
ナショナリズムの誘惑
在日外国人に向けられる刃のような言葉―ヘイトスピーチ、デモが社会問題化するなか、「憎しみ」を生み出す社会のありようを考える一冊。
旧ユーゴを取材する木村元彦、
日中韓のネット右翼を取材する安田浩一、
そして過激な映像で知られる園子温が「深層」をあぶり出す。
定価○本体1400円+税
判型○B6判/並製
頁数○240ページ
発刊○2013年6月10日
ISBN 978-4-907239-02-2 C0036
ご購入は全国書店およびネット書店で!
ご購入は⋯リアル書店▶ おすすめ書店
ご購入は⋯ネット書店▶
目次
●鼎談「民族はフィクションだ」
木村元彦/園子温/安田浩一
●コラム 「神話」の創作から「虐殺」までの5年間
木村元彦
●象徴にされた「尖閣」
地元の「札付き市議」が語る「地方と中央」の隔絶
木村元彦
●メイキング・オブ・『BAD FILM』
園子温が語る「日中抗争」映画のオモテとウラ
園子温
●日中韓の「ネトウヨ」は同じ夢を見るか?
安田浩一
筆者プロフィール
木村元彦|きむら・ゆきひこ
1962年愛知県生まれ。疾走プロダクションなどを経て、フリージャーナリストに。旧ユーゴの民族紛争を中心に取材。代表作に『悪者見参』『オシムの言葉』など。
園子温|その・しおん
1961年愛知県生まれ。大学中退後に自主制作映画デビュー。『自転車吐息』(90年)はベルリン映画祭に正式招待される。代表作に『冷たい熱帯魚』『希望の国』など。
安田浩一|やすだ・こういち
1964年静岡県生まれ。週刊誌記者を経てフリーライターに。外国人労働者問題などを取材。代表作に『ネットと愛国』『ルポ差別と貧困の外国人労働者』など。