雨宮処凛 × 安田浩一
団塊ジュニアですが、何か?
ネット右翼とプレカリアートのあいだで
2013年8月12日(月) 20:00 〜 22:00
本屋B&B(下北沢)
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order
「ヘイトスピーチ」という言葉が、ネット空間だけでなく、国会やテレビでも語られるようになりました。
「良い韓国人も悪い韓国人も殺せ」と書かれたプラカードを掲げたデモの様子を、ネットの動画サイトや新聞で見た人も多いことでしょう。
こういった外国人排斥を訴える「在日特権を許さない市民の会(在特会)」が誕生したのは2007年のことでした。
また、一方で経済界の要請にしたがって、国がどんどん法改正した結果、非正規雇用が増え続けたのも2000年以降のことです。
正社員になれない、同じ仕事なのに非正規雇用という理由だけで賃金が安く、社会保障も不十分という現状に異をとなえ、雨宮処凛さんが「プレカリアート運動」として声をあげたのも、在特会結成と同じ2007年のことでした。
在特会の桜井(高田)会長は1972年生まれ、そして雨宮さんは1975年生まれです。
二人は、一学年あたりの生徒数がその前後と比べて突出して多く、プレハブ校舎で学んだ記憶をもつ「団塊ジュニア」ですが、彼らがアラサーとなった2007年に日本で何があったのか?
老若男女の在特会メンバーを取材し、近著に『ナショナリズムの誘惑』(ころから刊)がある安田浩一さんが聞き手となって、「2007年の団塊ジュニア」をキーワードに、彼らが何を奪われたと感じ、何を取り戻したいと思っているのかを語り合います。
「団塊ジュニアとひと括りにされてたくない」方から、「団塊ジュニアって、何を考えているの?」という方まで、まずはジャーナリストと活動家の思いに耳を傾け、そして2007年以降の日本で何が起こっているのか、振り返ってみませんか?
プロフィール
雨宮処凛|あまみや・かりん
1975年北海道生まれ。作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。イラクや北朝鮮への渡航を重ねながら「プレカリアート」問題に取り組む。著書に『プレカリアートの憂鬱』など。
雨宮処凛公式ブログ「雨宮日記」 http://ameblo.jp/amamiyakarin/
参考→「雨宮処凛がゆく! 265回」 『ネットと愛国』を読んで思い出したこと。の巻
安田浩一|やすだ・こういち
1964年静岡県生まれ。週刊誌記者を経てフリーライターに。外国人労働者問題などを取材。代表作に『ネットと愛国』『ルポ差別と貧困の外国人労働者』、共著に『ナショナリズムの誘惑』など。
ナショナリズムの誘惑・ころから刊
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