[2015/02/23]
「『現代(いま)』を動かす人文書--東大・研究者のタマゴが選ぶ50冊」に『NOヘイト!』が選ばれました。
仏文学研究者の関大聡さんの推薦で、関さんのコメントは以下の通りです。
なお、同フェアは紀伊國屋書店新宿本店3Fで開催中です。
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書物を友とすべき大きな理由は、その静けさにある。しかるに今、その表紙は耳をつんざき、その言葉は私たちの別の友に暴力を振るう。老い盲いた人文学は、それに耳を塞ぐのか。いや。盲者を導く杖、書物=イデアの「配達者」(ナンシー)である出版者たちは、ここに複数の声を届ける。小さな、静かな、力強い声を。