星野 智幸 著
ジャンル:スポーツ
四六判、並製、216ページ
価格:¥ 1,600+税
ISBN 978-4-907239-27-5
作家・星野智幸が大相撲をつつむ排外主義に警鐘を鳴らし、行く末を見つめる相撲エッセイ集
Tweetかつて「貴乃花の引退とともに相撲ファンを引退した」作家・星野智幸が再び国技館を訪ねると、そこには「モンゴルへ帰れ」といったヘイト野次が公然と飛び交っていたーー。
大相撲を取り巻く社会と未来を「文芸界のファンタジスタ」が綴った相撲エッセイ集。
「スー女のみかた」などの著作がある和田靜香さんとの対談、90年代に著者が新人賞に応募した相撲小説(未公表)などを収録し、相撲に人生を託したことがあるファンには必読の書。
1965年、米国ロサンゼルス生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。新聞社勤務後、メキシコに留学。1997年「最後の吐息」で文藝賞を受賞しデビュー。2000年『目覚めよと人魚は歌う』(新潮文庫)で三島由紀夫賞、03年『ファンタジスタ』(集英社文庫)で野間文芸新人賞、11年『俺俺』(新潮社)で大江健三郎賞、15年『夜は終わらない』(講談社)で読売文学賞を受賞。16年に人文書院より『星野智幸コレクション』全4巻が刊行された。