河合 弘之 著 猪俣 典弘 著
ジャンル:社会・歴史
A5変形、並製、208ページ
価格:¥ 1,600+税
ISBN 978-4-907239-50-3
7月15日発売! かつての日本人移民の2世たち=ハポンが望む国籍回復とは?
Tweetフィリピンの人びとから〈ハポン=日本人〉と憎まれた残留日本人たちが、苦難の時をへて国籍回復を望んでいる。
しかし、彼らが恋い焦がれる父の国〈日本〉は、いまその愛にふさわしい国となっているのだろうかーー
国策としての「戦争」に翻弄されたフィリピン残留日本人の国籍回復への道筋を弁護士とNPOの立場から示す
まえがき ハポン〈日本人〉を取り戻すために
第1章 残留日本人問題を理解するQ&A
第2章 残留者たちの肖像
第3章 ハポン問題の解決にむけて
いま動かないと「解決」はない
1944 年旧満州生まれ。弁護士。平和相互銀行乗っ取りなどのビジネス事件から、ダグラス・グラマン事件に代表される巨大汚職事件まで数多くの大型事件を手がけ、「逆襲弁護士」の異名を持つ。中国残留孤児とフィリピン残留日本人の国籍回復に長年にわたり尽力、脱原発訴訟にも 25 年近く関わり、『日本と原発』『日本と再生』など原発3部作映画を製作・監督。映画『日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人』を企画製作。おもな著書に『原発訴訟が社会を変える』(集英社新書)など。
1969年横浜生まれ。マニラのアジア社会研究所で社会学を学ぶ。現地NGOとともに農村・漁村で、上総堀りという日本の工法を用いた井戸掘りを行う。卒業後、NGOに勤務。旧ユーゴスラビア、フィリピン、ミャンマーに派遣される。2005年から認定NPO法人フィリピン日系リーガルサポートセンター(PNLSC)に勤務、2011年から事務局長に。