

加藤 直樹 著
ジャンル:社会・歴史
A5判変形、並製、202ページ
2025年9月刊
価格:¥ 1,800+税
ISBN 978-4-907239-81-7
〈9月1日発売〉 関東大震災直後に人の手で殺された人びとと、その後を生きた人びとの歴史ノンフィクション
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関東大震災時の朝鮮人虐殺の関連書『九月、東京の路上で』『TRICK 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』(ともに、ころから)で知られる、加藤直樹さんの新著。
1923年の大震災発生前の東アジア状況から虐殺事件50周年に建立された追悼碑のいきさつ、そしてヘイトデモの勃興と抵抗まで、広い意味での「九月」を生きる人びとを点描する一冊。
はじめに 過ぎ去らない「百年」
セクション1 朝鮮人虐殺の「百年」
朝鮮人虐殺と「杉並」の百年
追悼するということ
セクション2 「九月」を生きた人びと
パルチザンの幻影
"JAPANESE ONLY"と姜大興さんの墓
義烈団・金祉燮が差し出した手
映画『金子文子と朴烈』が描く虚実の妙
「自由な街」で育って― 私の大久保
大久保― レイシスト集団を包囲する人々
中国人虐殺を生き延びた青年
セクション3 「嫌韓」と虐殺否定論に抗して
「嫌韓」の歴史的起源を探る
ラムザイヤー教授の「朝鮮人虐殺」論文を読む
おわりに 「私たち」の百年を記憶する
1967年東京都生まれ。フリーランスのライター、エディター。著書に『九月、東京の路上で 1923関東大震災ジェノサイドの残響』(ころから)、『TRICK 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』(ころから)、『謀叛の児 宮崎滔天の「世界革命」』(河出書房新社)、『ウクライナ侵略を考える』(あけび書房)など。訳書に『沸点 ソウル・オン・ザ・ストリート』(チェ・ギュソク作、ころから)がある。