

趙亨根 著 市村 繁和 翻訳
ジャンル:社会・歴史
四六判、上製、240ページ
2025年12月刊
価格:¥ 3,200+税
ISBN 978-4-907239-80-0
日本による植民地支配の「功罪」論争の解像度をあげるための一冊。
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日本による植民地支配の「功罪」をめぐって韓国内では大きな論争が続いている。「親日/反日」の対立を乗り越えるため、解像度を上げようと気鋭の歴史社会学者が呼びかける一冊。
「植民地支配は、ある日終わるものでもなく、多くのものを残す。韓国と日本、ふたつの国の間も同じことだ。植民地支配を受けた人の内面も、単純な憎しみや服従する気持ちに二分化されてはいない。その複雑さは、日本人の側でも同じことだろう。その複雑さをもう少し細やかな階調で、より解像度を上げて眺めようと提案したい」
社会学者。日本帝国期の社会経済的変化に関する研究 で、博士学位を受けた。翰林大教授として在職中に、韓国の大学と知識生産体制の構造的問題に強く違和感をもち、2019 年に辞職。現在は、京畿道坡州市郊外の協同組合書店と、地域研究所「 ソーシャルラボ接境地帯」を根拠地として 、 精力的に執筆と講演を行っている。
おもな著作に『私は文章を書く時だけ正しい』(2022年)、『クワイ河の橋の上に朝鮮人が居た──歴史に連なる私とあなたの話』(2024年)がある。また、おもな共著に 『近代主体と植民地規律権力』(2003年)などがある(いずれも未訳)。
1968年生まれ。韓国外国語大学博士課程(韓国学)修了。翻訳家、「東アジア・在日アーカイブ」研究員。おもな訳書に『中朝国境都市・丹東を読む』(緑風出版)、『基地国家の誕生』(東京堂出版)、『非対称な脱冷戦』(緑風出版)、『東アジア史への道』(法政大学出版局)などがある。