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女になれない職業

ころからの本

女になれない職業いかにして300本超の映画を監督・制作したか。

浜野 佐知 著

ジャンル:社会・歴史

A5判、並製、278ページ
2022年9月刊

価格:¥ 2,600+税

ISBN 978-4-907239-64-0

男社会に挑んだ映画監督・浜野佐知の人生を賭けた戦記!

 

男社会に挑んだ映画監督・浜野佐知の人生をかけた戦記!
渾身の12万字に監督作品リスト、多数の記録写真を収録し堂々刊行。
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ピンク映画から一般映画に転身した男性監督の多くは二度とピンク映画に戻って来ない。だが、私はこの第一作が評価されてもピンク映画を撮り続けた。それが私の「職業」だったからだ。
そして、私の撮るべきテーマは、ピンク映画だろうと一般映画だろうと変わりはなかった。
「女の性を女の手に取り戻す」
これが私の映画人生をかけたテーマだった。(序章より)

序章
1章 ふたつの原風景
2章 ピンク映画へ
3章 自分の会社を作る
4章 母の死
5章 『第七官界彷徨—尾崎翠を探して』
6章 『百合祭』
7章 『こほろぎ嬢』
8章 『百合子、ダスヴィダーニヤ』
9章 女性がピンク映画を観る、ということ
10章 『BODY TROUBLE』
11章 転機
12章 『雪子さんの足音』
終章 アナザーストーリー

資料編
浜野佐知フィルモグラフィー
『百合祭』映画祭&上映会リスト

浜野 佐知 プロフィール

1948年徳島県生まれ。高校時代に映画監督を志し、1968年ピンク映画の業界へ。1971年監督デビュー。1985年旦々舎設立。以後、監督・プロデューサーを兼任し、300本を超える作品を発表。1998年から一般映画の制作・配給も手がける。主な作品に『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』(1998年)、『百合祭』(2001年)、『百合子、ダスヴィダーニヤ』(2011年)、『雪子さんの足音』(2019年)など。著書に『女が映画を作るとき』(平凡社新書)。2000年第4回女性文化賞受賞。

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